更新日:2020.03.01コブシのツボミが大きくなってきました
更新日:2020.03.01
コブシのツボミが大きくなってきました
コブシのツボミが大きくなってきました。写真はわんぱく広場の頂上付近のコブシです。コブシは日本全国に自生するモクレン科モクレン属の落葉中木で、成長すると高さ20mに達します。種から育てることができて成長も早く病害虫に強いため、庭木や公園、街路樹用として広く利用されています。樹木の名前は諸説いろいろありますが、蕾や実の形が握り拳に似た形をしているところから「こぶし」と名付けられたとも言われています。3月から5月にかけて10㎝くらいの大きく純白の花を咲かせます。よって昔の農家の方は、コブシの開花状況を見て農作業に入ったという話もあります。花弁は6枚で桜と同様に葉に先立って開花します。夏の終わりには赤いブドウの房のミニチュアのような身を付け、遠くから見ると花が咲いているようにも見えます。樹皮や蕾は薬(生薬名:辛夷)として風邪・頭痛や鼻づまりなどに薬効があるようです。また香水の原料にもなっており、落ちた小枝の樹皮を剥いて嗅ぐと、高地の森林の中にいるような健康的で、とても爽やかな香りがします。三ッ沢公園にはわんぱく広場のほか、第三レストハウスや自由広場周辺など園内各所に生えていますので、桜だけでなく「コブシ」もぜひ見に来てください。
わんぱく広場の「コブシ」はもうすぐ開花します。
※東屋の奥に見えるピンクの花を付けた樹は「ヨコハマヒザクラ」です。