更新日:2017.01.31厳寒期の金沢動物園内の花
厳寒期の金沢動物園内の花
厳寒期を迎え、花の数も極端に減っています。
しかし、着実に日照時間は長くなり、春はそこまで来ています。
そんな中、今回は動物園内に植えられた、早春に花の盛りを迎える植物を紹介します。
① ジャノメエリカ ツツジ科
原産地は南アフリカからヨーロッパで、日当たりの良い水はけのよいところに育ち、寒さにも強く、横浜辺りでは路地でも充分育ち、厳寒の花の無い時に楽しませてくれます。
動物園内オセアニア区のコアラ舎前にあり、満開になっています。
② カワヅザクラ バラ科
早咲きのサクラとして、広く知られています。
カンヒザクラとオオシマザクラの種間雑種と考えられている栽培品種です。
伊豆の河津町では観光資源になっているようですが、当園のものも河津町から送られたものです。
動物園内のアメリカ休憩所裏の広場にあり、まだ大きくはありませんが、10本ほど植えられています。
当園のものもぼちぼち咲き始めていて、2月中旬頃が見頃の予定です。
③ クリスマスローズ キンポウゲ科
原産地は地中海沿岸から中欧で、花の少ない時期(厳寒期から早春)の園芸植物として親しまれています。
最近では日本庭園でも使われ始めています。
当園のものは、無茎種のもので強健で育て易い「ヘレボス オリエンタリス」と言われているものです。
半日陰の水はけの良い場所を好むことから、当園では動物園内アメリカ区シロイワヤギ舎下の園路沿いの土留め(石積み)の上に、100株程度植えられています。
花が下向きの花なので観賞するにはこうした場所が良いと思います。
まだ蕾が多く、2月中旬頃が満開となると思います。
動物園内で咲き始めている花は、おおよそこのような感じですが、2月末にはオセアニア区やアフリカ区でフサアカシアの仲間ミモザが咲き始めます。
この他、植物区の「うきうき林」では、現在スイセン・ウメ・ナノハナ・ロウバイなどが満開になっています。
早春の園内散歩に、是非お出かけください。
by花咲じじい