更新日:2023.09.14カンガルーブログ こどもたちの体重測定などなど
更新日:2023.09.14
カンガルーブログ こどもたちの体重測定などなど
今回はこどもたちの成長記録方法について。
せっかく育児嚢の中の動画を撮っていますが、目視での変化を記録出来ても、数値のデータをとるのは難しい...。そこで、ある程度大きくなり育児嚢から後ろ足が出てくると、ようやく数値のデータを取ることが出来ます。
測る場所は『後足長』。かかとから(爪を含まない)指先までの長さのことを指します。
嚢児の体サイズデータは調べるといくつか出てくるので、それらの資料を基に、日齢と測定した後足長から成長具合を推定することが出来ます。この時のコムギは200日齢・後足長は約17㎝。順調なペースで育っていました。
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育児嚢から出た後は、成獣と同様に体重測定をします。ただし、ちょっと方法が違います。成獣の場合は、設置した体重計の上に自分で乗ってもらいます↓。
こどもたちの場合は、袋に入れて測ります。まだ1日のほとんどを育児嚢で生活するこどもは、同じような袋状の物に入れることで、母親と離れていても落ち着いて体重測定をすることが出来ます。この際に体中を確認して、けがや外見上の異常がないかもチェックします。
8月18日のカボスは2.1㎏。
9月8日には2.6㎏、順調です。
後足長は約21.5㎝。
同じく9月8日のコムギは、2.0㎏。
後足長は約20㎝。
2頭とも順調に育っています。ちなみに、こどもの体重測定中のお母さん方は意外と冷静で、こどもを探し回ることもなくのんびりと牧草を食べています。測定が終わりこどもを親の元へ連れていくと、受け入れ態勢をとって鳴きながらこどもを呼んでくれるので、そのままお返しするわけです。
近年金沢で生まれた着地後のこどもたちの体重データは沢山あるので、今後はその数値と照らし合わせながら成長を確認してきます。
(しばた)