更新日:2024.04.23カンガルーブログ カンガルーとツバキ
更新日:2024.04.23
カンガルーブログ カンガルーとツバキ
今回は少し前のお話。
金沢のカンガルー舎の早春といえば、ウォークスルー中央の鮮やかなミモザが目を惹きますが、展示場奥に昔からひっそりと植わっているツバキも毎年花をつけています。残念ながら今年はすでに花の時期が終わっているのですが、カンガルー担当者としてはこの花の落ちる時期にちょっとした楽しみがあります。
ツバキは展示場内はあまりないため、物珍しさからか、毎年誰かしらこの花を食べています。ただ、齧りかけが転がっているので、とっても美味しい!というよりは興味本位の味見といったところのようです。なかなか決定的瞬間を押さえることが出来なかったのですが今年は運よく「コムギとツバキ」が撮れました。
カンガルーの前肢は指が5本、それぞれに大きな爪が付いています。この前肢の指は、サルの仲間のような親指とその他の指が対向している母指対向性ではなく、モミジの葉の様にそれぞれの方向に広がっています。
この前肢を使って、カンガルーは器用に物を掴むことができます。草や花のほか、↓のミクロさんは未だに目的が分かりませんが石を持っている姿をよく見かけます。
数いる草食動物の中でも前肢と後肢で大きく姿形が違うところ、実はカンガルーならではな魅力の1つです。
(しばた)