更新日:2024.08.15初めての展示場
初めての展示場
スーチョワンバーラルのザクロが産まれてあっという間に1か月が経ちました。
最近は、乾牧草の柔らかい部分や、夕方の餌で与えているニンジンやサツマイモをちょっとずつ食べるようになってきました。
今回は初めて展示場へ出たときの様子をお伝えしたいと思います。
最初にサブ運動場へ出たときやメス群れと対面したときは、あまり臆することなく母親から離れて自由に動き回っていたザクロ。
今回もそんな感じで元気に探索するのかな~と思っていたら...
母タンゴの後ろを恐る恐るついていっていました。
やはり展示場はこれまで過ごしていた寝室やサブ運動場とは違ったようです。
お母さんと一緒に崖の上に立ち、下を覗いてみます。初めての高所です。
すると、他の個体がやってきたことでタンゴが崖下へ降り、親子が離れ離れになってしまいました。
ん? あれ??
お母さん???
どこ?!?!
一方そのころ、地面に落ちているヒマラヤスギの葉を食べている母タンゴ。
崖下に母がいるのを発見したものの、降りられずに戸惑うザクロ。
別の場所で母を探していると、タンゴの方から迎えに来てくれました!
タンゴ・ザクロ親子はこれまで離れていても落ち着いて過ごしていることがほとんどだったのですが、このときばかりはさすがに鳴いてお互いを呼びあっていました。
無事に合流出来てよかったね。
その後は、座ってくつろぐタンゴの背中の上をなぜか何往復もしていました。
初日は展示場の3分の1ほどしか探索しなかったザクロでしたが、だんだん慣れてきて現在は展示場全体を元気いっぱい動き回っています!
ただ、日中は暑さのため木陰で休んでいることが多いのですが、ザクロは園路から見えづらい木陰がお気に入りスポットのようです。
そのため、探しても見あたらないときがあるかもしれませんが、ザクロが自分の好きな場所で安心して過ごせるよう気長に見守っていただけると幸いです。
ちなみに、開園直後や閉園間際は、日中に比べると動き回っていることが多いので狙い目です!
飼育展示係 いかり