更新日:2017.04.30山笑う季節の野草
更新日:2017.04.30
山笑う季節の野草
「やまわらう」はこの季節の季語だそうです。
周辺の山を眺めると、この言葉にピタリです。
今回は、この山林の林床に咲く花を紹介します。
① ホタルカズラ (ムラサキ科)
明るい林縁や林床にみられます。花の色を蛍の光にたとえたものです。
② コバノタツナミ (シソ科)
タツナミソウの変種で、海岸に近い畑の土手などで見られます。
③ フデリンドウ(リンドウ科)
日当たりの良い林縁に育つ、高さ6~10㎝ほどのかわいいリンドウです。
④ ホウチャクソウ(ユリ科)
花を、寺院の軒先に吊り下げられた宝鐸に見たてた名前です。
⑤ キンラン(ラン科)
この辺では少なくなったランです。なぜか今年は意外なところで見られました。
⑥ チゴユリ(ユリ科)
小さな可憐な花を見立てた名前のユリです。動物園の中に小さな群落を見つけました。
これだけではさみしいので、樹木に咲く花も紹介します。
⑦ ハナミズキ (ミズキ科)
白花、ピンク、写真のように赤の強い種類もあります。
⑧ フジ(マメ科)
ノダフジとも呼ばれ、公園内のいたるところに、写真のように樹木に覆いかぶさったような形状のものが見られます。
ちなみに、ナンジャモンジャの木(ヒトツバタゴ)、ハンカチノキ、ジャケツイバラなど、5月の連休にかけて咲く樹木もあります。
ナンジャモンジャの木(ヒトツバタゴ)
ハンカチノキ
ジャケツイバラ
これらの樹木を一つの公園で見られるのも、金沢自然公園の魅力です!
ハイキングを兼ねて是非いらしてください。
by花咲じじい