更新日:2017.10.03秋の気配
更新日:2017.10.03
秋の気配
大型で強い台風18号が日本中を縦断して、各地に被害がたくさん出てしまいました。
金沢自然公園でも木々が折れ、後片付けに追われました。そして空を見上げるとすっかり天高く秋の空です。
そして野草も秋のものに移り、秋の七草もいくつか見つけることができました。
先ずはののはな館前の「オミナエシ」です。
この花はおみなえし科の多年草で「女郎花」とも書き、万葉集や源氏物語などに取り上げられる秋の風情を持つ植物です。
「ハギ」も見つけることができました。
「ハギ」はマメ科の落葉性低木で、草かんむりに秋と書く「萩」は、まさに秋の花です。
同じマメ科の「ヌスビトハギ」の花も咲いていました。
盗人なんて物騒な名前がつていますがピンク色の可愛い花です。
名の由来は「泥棒が室内に侵入する時、足音のしないように、
足の裏の外側を使って歩くその足跡に、豆果の形が似ている」(牧野植物図鑑より)だそうです。
秋の七草ではありませんが秋の風情を感じる植物には、「ミズヒキ」があります。
花も小さくてなにか淋しげで秋を感じます。
またこの名の由来はこの小さい花穂を「水引」に例えています。
この小さくて可愛らしい花は上から見ると赤いのですが、下から見ると白いのです。
金沢自然公園内でよく見かける植物なので見かけたら確かめてください。
紅葉にはまだ間がありますが、秋の気配をきっと満喫できますよ!
散歩にいらして下さいね。
ののはな子