更新日:2017.11.15黄葉と紅葉
更新日:2017.11.15
黄葉と紅葉
日に日に気温も下がり、朝晩はめっきり寒くなってきましたね。
今回は園内を鮮やかに染めている植物を紹介したいと思います。
ヒメシャラ(ののはな館前)
イチョウ(バーベキュー広場)
ニシキギ(Ⅱの沢池周辺)
◎黄葉と紅葉について
黄葉はカロチノイドという色素によって起こります。
もともと葉には、クロロフィルという緑色の色素とカロチノイドという黄色の色素が含まれています。
秋が深まり、気温が低くなると、クロロフィルの分解が始まって、カロチノイドが目立つため、葉が黄色になります。
紅葉については、アントシアニンという色素によってもたらされます。
気温が低くなると、葉の根元と枝の間にコルク状の物質(離層)ができます。
そのため葉の中に作られていた糖分が枝に運ばれずに、葉に溜まります。
そこに日光が当たることによって、糖とタンパク質が化学反応を起こし、アントシアニンという赤色の色素が作られます。
このアントシアニンがたくさん作られることによって葉が紅に変色していきます。
寒くなってきましたが、これから黄葉と紅葉が見ごろになると思いますので、是非金沢自然公園へお越しください。
(Taz)