更新日:2017.12.19冬の散歩道
更新日:2017.12.19
冬の散歩道
紅葉も一段落して、すっかり木々は冬の装いとなりました。
12月は何かと忙しい日々ですが、冬の散歩も楽しいものです。
園内を散歩しますと、目に付くものはジャノメエリカです。
エリカ(Erica)は南アフリカ原産のツツジ科の植物で、日本には大正時代に渡来し、写真のように高さ2~3mの高さになります。
花冠は壺形で直径約4mm先は4裂。
雄しべは長く突き出し、葯(やく)は黒紫色。
この葯が目立ち「蛇の目」のようだということで、ジャノメエリカの和名がついています。
ヨーロッパでは荒野でよく咲くため、荒野を意味するヒースやハイデと呼ばれています。
エリカの近くに「ヒイラギナンテン」が花をつけていました。
本来早春に花をつけるとなっているので、日当たりが良いためか随分と早い開花です。
この花には香りがあり、近寄るとグリーンがかったさわやかな香りがします。
少し離れた場所には「コウテイダリア」が花をつけていました。
私が最初にこの花を見たのはもう5、6年前ですが、真冬に背の高い大きな花が咲いているのを見て、いったい何の花?と思いました。
その後、ののはな館でも栽培するようになり、すっかりお馴染みの植物となりました。
冬の花の少ない時期に、華やかな花をつけるので楽しみです。
ののはな子