更新日:2018.03.10ミヤマクワガタ幼虫 餌マット交換
更新日:2018.03.10
ミヤマクワガタ幼虫 餌マット交換
暖かい日が続き、園内では河津桜や梅が満開となっております。お花見をしに動物園めぐりというのも楽しいものです。皆様いかがお過ごしでしょうか。
以前にもご紹介しましたが、ミヤマクワガタは卵から成虫として活動を始めるまで3年かかります。これを少しでも短くできないかと外国産カブトムシのいる暖かい部屋に10匹ほど移しました。最低でも12℃くらいまでしか下がらないので、冬中餌のマットを食べていました。マットが食べかすだらけになってきたので交換です。
つぶさないようにスプーンで静かに掘り進めます。頭が出てきました。
掘り出した古いマットはバケツにいったん取り・・・
新しいマットを3/4ほど入れたボトルに古いマットを足します。これも以前ご紹介しましたが、環境の激変を防ぐためです。彼らが必要とする菌類やバクテリアが古いマットに含まれているとも言われますが、本当のところはよくわかりません。
そこに穴をあけて幼虫を入れると、少しずつ潜っていきます。
数日後見ると、皆古いマットと新しいマットの境に陣取っていました。これで下の新しいマットを少しずつ食べ進めていくのでしょう。
どれくらい成虫になる期間を無理のない形で短縮できるか、試行錯誤は続きます。
(飼育展示係 桐生)