更新日:2018.06.09ヘイケボタルの幼虫が上陸しました
更新日:2018.06.09
ヘイケボタルの幼虫が上陸しました
園内でクワガタたちを見かけるようになりました。もうすっかり夏でございます。皆様いかがお過ごしでしょうか。
いきもの館のバックヤードではジムグリのオスが食欲をなくし、落ち着きなく動き回るようになりました。そこでアルビノのメスと同居させましたところ、すぐに交尾を始めました。1ヶ月半か2ヶ月後には産卵すると思われます。
さて、同じくバックヤードで昨年から育てているヘイケボタルですが、4月末から順次上陸を始めていました。これまた水槽内で落ち着きなく動き回る幼虫が増えたため、陸地となる石を置いてやると・・・。
石の上に上陸します。この幼虫を上陸用水槽に移すわけです。
けと土という腐植物の多い園芸用の土でスロープのように陸地を作り、下の方に水皿を置いてそこに幼虫を入れてやるとすぐに上陸して土の中に潜ります。土の中で蛹になるんですね。5月末までに300匹の幼虫がすべて上陸しました。
飼育下では羽化率がかなり低いそうなんですが、さてさていったい何匹の成虫が羽化してくるでしょう。楽しみ半分、怖さ半分といったところです。
(飼育展示係 桐生)