更新日:2018.08.07クサギ
更新日:2018.08.07
クサギ
今回はなんだろ坂にある木、シソ科のクサギについて紹介します。
クサギは沖縄から北海道までの広い範囲でみられる植物で、沿海部や樹林地の縁に自生します。
名前の由来は、葉がくさいことからついたとされていますが、8月~9月ごろに咲く白い花は、ジャスミンに似た素敵な甘い香りをしており、この甘い香りに誘われてか、ジャコウアゲハなどの蝶たちもよく訪れています。
ブッドレアやリアトリスなどが、蝶のよく集まる木として知られていますが、クサギも蝶の道を作る際の植物として有効でしょう。
11月ごろには、赤いガクのうえに、瑠璃紺色の実がつきます。
クサギの実は、昔から藍と同じく青系の染料として使われており、水色を染める際には、クサギの実を使い染めていました。
(ののはならん)