更新日:2018.12.18ジャノメエリカ
更新日:2018.12.18
ジャノメエリカ
ジャノメエリカがコアラ舎入口付近で咲きだしました。
エリカはツツジ科の植物で南アフリカからヨーロッパが原産地の植物です。広い丘や海浜などにも見られ小説でも物語に花をそえています。
エリカは世界でも700以上の種類があり、その大半が南アフリカに自生しています。自生の種類では花色も濃赤、ピンク、紫の濃いものから淡いもの、黄、緑、白のものまであり、花形も長い物から短い筒形、球形、平らな球形、先の急に細まった壺形など形状の変化に富んでいます。
日本で、こうした美しい物が見られないのは、気候の違いで、ジャノメエリカをはじめとしたごく一部の品種しか育たないそうです。昭和初期に日本でも栽培を試みた例はありましたが、今日まで残っている種類は多くありません。
ジャノメエリカは、雄しべの葯が濃紫黒色のため別名クロシベエリカともいいますが、この黒い雄しべを蛇の目にみたててジャノメエリカとつけた名のほうがインパクトもあり覚えられたのではないかと思います。
花の少ないこの時期に、ピンクの小さな花をこんもりとつける様子が花束のようでかわいらしいですね。