更新日:2024.03.11クジャクで感じる春の訪れ
更新日:2024.03.11
クジャクで感じる春の訪れ
皆さまこんにちは。
野毛山動物園では、現在4羽のインドクジャクが展示されておりますが、ご覧になったことはありますか?
(メスのアンズ)
クジャクといえば、オス特有の綺麗な羽。
この羽は『上尾筒』と呼ばれ、腰辺りから生えています。
『尾』という文字が入っていますが、尾羽ではありません。
(オスのフウタの上尾筒)
メスへの求愛行動としてオスたちは上尾筒を広げますが、実はその様子は一年中見られるわけではないのです。
クジャクの繁殖期は3~7月であり、その間にオスは羽を広げてメスにアピールします。
そして、繁殖期が終わると上尾筒は抜け落ち、オスもメスと同じような体形になります。
メスの体形はこんな感じです。↓
(メスのリン)
そして、また繁殖期である春が近づくにつれて上尾筒が生えてくるというわけです。
タイトルからお察しの通り今年もその季節がやって来ました!
(オスのアズキ)
(オスのフウタ)
ご覧ください、この立派な姿。
上尾筒がない時期も十分綺麗な姿ではあるのですが、やはり生えそろうと圧巻ですよね。
後ろからだと、こんなふうに見えます。
上尾筒は腰辺りから生えていることがおわかりいただけるでしょうか?
まだ寒い日が続いたり、突然暖かくなったり...と不思議な天気が続いておりますが、
春はもうすぐそこに見えています!
ぜひ皆さまも上尾筒の生えそろったオスクジャクと、いそいそと展示場を歩き回るメスクジャクをご覧になって、
春の訪れを感じてください^^
【しも】