更新日:2024.05.08今年も試験管ベビー
更新日:2024.05.08
今年も試験管ベビー
ミヤコタナゴを人工授精にて繁殖させる試みを始めてから
昨年ようやく繁殖させることに成功し今年は勝負の2年目となります。
今年も神経をすり減らすシーズンがやってまいりました。
世間がゴールデンウィークで賑わっている傍ら、慎重にメスから卵を絞り出し、
次いで、オスから精液を絞り出し、受精卵を作成しました。
昨年は孵化までに5日を要しましたが、時期がビンゴだったのでしょうか、
2~3日で稚魚の孵化を確認しました。
まだ、肉眼ではこれが魚だとは判別しづらいオタマジャクシのような生き物が
ウヨウヨ動いているのが見て取れます。
本来、二枚貝の中で育つ稚魚が二枚貝から出てくるタイミングを
人工的に再現させるのが最後のハードルとなります。
孵化した喜びに浸ることなく、この後の管理も慎重に、慎重に。
(飼育展示係 川崎立太)