更新日:2024.07.14解散丸
解散丸
毎日暑いですね。皆様お元気でお過ごしでしょうか。
以前ブログにて、展示休止中のニワトリたちの姿をご紹介しましたが、今回は、その際に登場していなかったニワトリについて、ご紹介しますね。
カツラチャボの雄で「解散丸(かいさんまる)」という、立派な名前の付いたニワトリです。
当時の担当者が名付けたもので、名前の由来はよく分かりません。
2018年8月1日生まれで、もうすぐ6歳になります。
解散丸も、今は園内にある動物病院(非公開施設)内にて飼育しています。
園内の「なかよし広場」で飼育していた頃から、体調を崩すことが多く、他のニワトリからの攻撃を避けるためもあり、個別で飼育していました。
寒い季節は、保温したり、餌を食べずに弱ってきてしまった時には、強制的に給餌をしたりもしながら飼育していました。
今回はもう復活は無理かな・・・と思うような状態になりながらも、その度に奇跡の復活を見せてくれています。
5月19日の朝、首がぐるりと異様な角度で曲がり、立てなくなっていました。今回の症状は、今までで最も悪く、回復は難しいと思っていました。
獣医に補液をしてもらいましたが、日中も状態は変わらず、そのままでは餌を自力で食べられる状態ではありませんでした。
(これは睡眠中の姿です)
体制の維持が難しいため、バスタオル等を用いて、姿勢が安定するようにし、口元に餌を持っていくと、自力での採食がみられましたが、首の曲がりと体制維持は困難なままでした。
3日後から、獣医に耳洗浄をしてもらうようになり、1週間後、なんとか首が座るようになりました。その間も餌はよく食べていました。
そして、今回も、奇跡的な回復をみせてくれました。
今では、バランスを崩してしまうこともありますが、ほぼ自力で体制を維持できるようになりました。
消化器官内等の健康があってのことだと思いますが、「食べる」という気力を失わないことが、生きる秘訣なのかも・・・。と思う今日この頃です。