更新日:2024.09.25動物たちに「ありがとう」の感謝祭
更新日:2024.09.25
動物たちに「ありがとう」の感謝祭
過去3年、新型コロナ感染症の拡大に伴い縮小されていた感謝祭が、久々に開催することができました。
横浜3動物園でその年に「生まれてきてくれた動物」「亡くなってしまった動物」「長生きしてくれている動物」たちへ、その名の通り「感謝をする」会です。
私にとっても、4月から担当していたインドライオンのラージャーが6月末に亡くなり、特別な気持ちで臨んだ会となりました。
そんな会の開催に際し、前任のインドライオン担当からメッセージが届いたので、この場を借りてご紹介いたします。
「9月16日、野毛山動物園の動物感謝祭に参加させてもらいました。
昨年度自分が担当していた、ミカン、デコポン、チュウゴ。そしてインドライオンのラージャーにお礼の気持ちを伝えるためです。
特にラージャーは、生まれてからの1年と野毛山での7年間の付き合いです。
ラージャーが、この世に生まれてくれたおかげで、絶滅の危機にあるインドライオンのこと、少しずつ数が増えてきていることなど、多くの事を来園者に知っていただく機会を得ることが出来ました。自分にとってはラージャーが生きた16年間は特別な16年となりました。
リニューアルの話で盛り上がっている野毛山動物園、この春、"卒業"した身としては皆さん同様、影ながら応援していきたいと思います。42年間の"飼育係人生"で出会った、胸の奥深くにいる動物たちと一緒に。
(やせヒゲ眼鏡)」
職員一同が同じ思いで各担当動物と接しています。動物園の動物を通じて、来園者の皆様に動物を愛する心を育んでいただくと共に、彼らが暮らす地球環境のこと、野生での暮らしなどを知っていただけると嬉しいです。それが、感謝祭というイベントにつながっていると思っています。(はんざわ)