
更新日:2025.04.08フラミンゴの看板をご紹介!
フラミンゴの看板をご紹介!
さて、前回(そのブログはこちら)に引き続き今回はフラミンゴの展示場看板についてご紹介します。
フラミンゴの立ち姿を見ていると、「足長いなー」「足の真ん中のピンクは何だ?ひざ??」ってなりませんか?
実はひざではなく「かかと」なんですよという看板です。(※ちなみにかかと付近についている青色のリングは、個体識別のためのリングです。1羽1羽リングの位置や色を変えていて担当者以外が見ても識別できるようになっています。)
フラミンゴのかかとは人間と同じ向きに曲がります。これはフラミンゴに限らず、ほとんどの動物に当てはめることができます。
例えばタヌキ。
※黄色がひざ、青がかかとです。
例えばキリン。
※黄色がひざ、青がかかとです。
それではペンギンは...?
※黄色がひざ、青がかかとです。
体の中に膝が隠れていました!体の大きさこそ全然違いますが、関節はみんな同じ方向に曲がっていますね。コウモリなど一部の例外はありますが、「関節の曲がる向きはヒトと同じ」を頭に置いて動物を観察するとまた違った面白さがあるかもしれませんね。
さて、年度の変わりと言えば人の入れ替わる時期ですね。飼育員にも異動があります。多種多様な動物がいる動物園では、担当期間は数年~十年以上といろいろです。私はダチョウ・フラミンゴを3年弱担当させていただきましたが、今後は別の動物に携わります。
毎年鳥インフルエンザの発生にワタワタしながら、職員総出で防鳥ネットを設置したり、公開飼育研究会や動物園同士の勉強会で防疫対策を報告させていただいたり、年の半分以上は鳥インフルエンザに追われていた気がします(現在も国内発生が続いています。引き続き防疫対策を継続中です)。しかし、その分多くの経験を積ませていただき、また皆さんにも靴底消毒や展示場前の立ち入り制限など多くのご理解ご協力をいただきました。本当にありがとうございました。今後もどうぞダチョウ・フラミンゴたちをよろしくお願いいたします。
2024年度のダチョウ・フラミンゴ担当者