更新日:2020.11.08バードケージの止まり木交換
更新日:2020.11.08
バードケージの止まり木交換
バードケージのトキたちは、良く止まり木に止まっていて、
お客様に「あっ、上に止まっていた!」なんて驚かれることがあります。
その止まり木の多くは、スギやヒノキなどの丸太を使っています。
なので、年数が経つと当然腐ってきます。
ショウジョウトキたちがいるケージの止まり木は、
前回付け替えてからだいぶ年数が経っているため、痛みが目立つようになりました。
何かの拍子に止まり木が折れたら、大変です‼
そこで、さっそく交換することにしました。
とは言え、これはリスクを伴う大仕事です(ガ~ン)
まず鳥たちの安全のために、すべて捕まえなくてはなりません。
全体がパニックにならないように気を付けながら1羽ずつ網で捕まえます。
捕まえた個体は、健康チェックのため体重を量ったり、足裏に異常がないか確認したりします。1羽ずつ段ボールに入れて、安静にしていられる部屋に移動させました。
ケージ内に鳥たちがいなくなれば、ひと安心。
さっそく道具や材料を中に入れて作業開始です。
古い止まり木を上から順番に撤去します。
止まり木の位置が高いので、脚立に乗っての作業です。ヒトも怪我をしないように気を付けながら、協力して行います。
次に、新しい丸太を取り付けます。
丸太はあらかじめ、バーナーで表面を焼いておきました。
こうすると、腐りづらくなり通常の丸太よりも長持ちするからです。
トキたちが止まりやすく安全に利用できるか、
また、お客様からも鳥が見えやすい配置になるか、
など検討しながら付けていきます。
完成です‼
さっそくトキたちをもとに戻してやりました。
初めは緊張した様子でしたが、パニックになることもなく落ち着いていました。もうこれなら当分安心して使ってもらえます。
リフォームした止まり木で、来春の繁殖期を迎えてほしいと思います♪
(飼育展示係 尾崎)