更新日:2021.12.02尻尾の棘（とげ）はどうなった⁉
更新日：2021.12.02
尻尾の棘（とげ）はどうなった⁉
9月2日のブログにライオンの"尻尾の棘"について書きましたが
皆さん覚えていらっしゃるでしょうか？（忘れた、という方はこちらをクリック
朝ライオン舎に行くと
たまに尻尾を外に出しているときがあるのですが
"尻尾の棘"を確かめようとすると
インドライオンのラージャーは体勢を変えて嫌がります。
ブログにアップしてしまったからには
どうしても確認しなくては、と思い
毎月行っている採血の時に見てみることにしました。
採血は尻尾から行っているので好都合です。
この時は、朝と違って肉をあげているので
ラージャーも嫌がらないようです。
採血終了後、ふさ毛の中にある尻尾の先端はどうなっているのかと探してみると...
こんなんがありました。
棘というには少し違和感がありますが
確かに小さな角質状の突起物がありました。
前回紹介した本によると
遠いご先祖である爬虫類と関係があることを暗示している、とか...
インドライオン、ラージャーの尻尾の先端部は
皮膚が角質化し固くなって"棘"のようになっていた、ということにしましょう。
ここからはおまけ情報。
インドライオンの尻尾のふさ毛は、毛量が多く
文字通りふさふさしています。
さてアフリカのライオンはというと...
久々の登場、野毛山時代のフク（4歳くらい）の尻尾のふさ毛を見てみると
ご覧のように毛筆の毛先のようで、あまり膨らんでいません。
もう1枚、ズーラシアに引っ越した当日に撮影された6歳のフク。
（総ステンレス製のピッカピカの寝室、羨ましい‼おっと心の声が・・・）
やはり尾のふさ毛は、ラージャーほどふさふさしていません。
インドライオンとアフリカのライオンの違いの一つが、
この尻尾の先のふさ毛の量ともいわれています。
他にも違いがあるのですが、それはまたの機会に。
（やせマスク眼鏡 田島）