更新日:2021.12.30クリスマスプレゼントのその後
クリスマスプレゼントのその後
そういえば、今年もフサオマキザルたちは、サンタさんにクリスマスプレゼントをいただきました。
これこれ、「オニグルミ」です。
みなさんおなじみの殻付きクルミより二回りくらい小さく、日本にも広く分布していて、野性味あふれる、ぎゅっと締まったとても硬い殻のクルミです。なにせ「鬼」が付くくらいですから!人間がおやつやおつまみで食べているものは、殻が割りやすいですが、こちらのオニグルミはまず素手では無理です!
過去のクリスマスでも、オニグルミをプレゼントしたことはあったのですが、その時は、ハンマーでたたいて、割れやすくしてプレゼントしていました。
しかし、今年のサンタさんは優しくなかったのでw...丸のままプレゼントしてくれました。
さて、ちゃんと割って食べられるかな?フサオマキザルたちどうしたかというと...。
チンパンジーのように道具を使うといわれるほど頭のいいフサオマキザル、硬いところに体全体を使って打ち付けます。大体いつもこの行動をしますが...なんか、すぐに割れないので怒ってますか?
何度も打ち付けては、何度も様子を見て、割れていないことに呆然...。
もうええわ!歯でいったれ!(それ、逆に割れない気が...)
なんやかんや、全く割れず、閉園の放送までカンカンカンカン...叩いて頑張っていました。長く楽しめましたね♪
さて、その日の夕方のお掃除の後、クルミがどうなったか確かめてみると...
15頭いるので、15個あげてみたのですが、6個きれいなまま拾えました。残念!
でもでも...
こんなにきれいに割れてるものもありました。すごい!
他は拾えるような状態ではなく、めちゃめちゃ細かく粉砕されていました!
食べることができなかった個体もいるかもしれませんが、長い間、一生懸命集中して割ることを楽しめたのではないかと思います。やりますね、今年のサンタさん!
しかし、この日の夜、担当者は聞いてしまったのです...薄暗いフサオマキザルの寝室から、「かーん...こーん...」と響く音を...
諦められず、お部屋に持ち帰ったのは誰だ!?
飼育展示係 山田(あ)