更新日:2022.09.21大きな大きな木の行方
大きな大きな木の行方
現在、ペンギン舎は施設整備の関係で、展示を中止しております。
そんなペンギン舎の後ろには、大木のシラカシがあります。
とても立派なシラカシの木ですが...工事の関係で、このシラカシの木は伐採することが決まりました。
(写真の中央にある大木)
伐採した枝葉はどんどんトラックの荷台に積んでいきます。
(トラックに積まれる枝葉)
(シラカシ伐採後)
伐採した葉っぱがどうなるかというと...
こちらのブログをお読みになった方はご存じでしょう
そうです!
シラカシを美味しく食べてくれる動物たちのもとに届けられます!
(シラカシをもらったワラビー)
そして枝葉の伐採が終わって、最後に残るのは巨大な幹です。
もちろん!
こちらの幹にも用途はあります!
大きな幹を業者の方にお願いして、切り株にしてもらい...
とまり木として使用します!
今回は、カグー舎にある朽ち果ててボロボロの切り株と交換するような形で、新たな切り株を導入しました。
切り株を2~3人掛かりで、転がしながら移動させ、カグー舎最大の切り株が2つ導入されました。
(切り株の位置決め中)
(新しい切り株①)
(新しい切り株②)
切り株が導入された初日のムラリン・ミドリンは、「何か知らないものが増えている!」と距離を保ちながら、切り株をじっと見つめていました。
(切り株を見つめるムラリン)
また、ボロボロの切り株が置いてあった場所には、虫が隠れていたようで、楽しそうにその場所を探ったりもしていました。
1週間以上経つと、切り株に慣れてきたのか、お食事タイムの時間に、切り株の上に乗ったり、その上でご飯を食べる姿を見せてくれるようになりました。
(切り株に乗るミドリン)
動物たちが使ってくれるようになると、導入した甲斐があります!
話は変わりますが...
令和4年10月15日(土)に、あるセミナーが開催されます。
「野毛山動物園セミナー2022 カグー今昔物語~横浜市における保全の取り組み~」です!
カグー導入当時のお話から、繁殖の取り組みまで、カグーについて様々なお話が聞くことができると思います!
先着30名様で9月21日~10月7日まで申し込み期間となっております。(※定員になり次第受付を終了します。)
詳しくは下記をご覧ください。
野毛山動物園セミナー2022 カグー今昔物語~横浜市における保全の取り組み~
新人飼育員である私も、なかなか聞けない裏話が聞けるのではないかと、楽しみにしています。
みなさんにカグーの魅力をもっと知ってもらいたいので、ぜひ応募してみてください!
カグーの魅力がもっと伝われと願うカグー担当