更新日:2023.12.05未来を担うナッツ
更新日:2023.12.05
未来を担うナッツ
野毛山動物園に3頭いたはずのアビシニアコロブス。最近2頭になりました。
でも、悲しい話ではないのです!
実は、一番若いオスのナッツが、那須ワールドモンキーパークへ旅立ったのです。
しかもすごく重要な使命を背負って。
那須ワールドモンキーパークには、国内で、その個体だけという血統を持つメスが飼育されています。
その繁殖相手として、(公社)日本動物園水族館協会の生物多様性委員会アビシニアコロブス計画推進会議で
策定された国内の繁殖計画に基づき、当園の「ナッツ」に白羽の矢が立ちました。
ナッツは、叔父にあたるオスの「ソラマメ」と母親の「アズキ」と3頭暮らし。
当園にいても、繁殖の機会がありません。しかも11才となかなか良いお年頃。ナッツにとってもチャンスです。
ちなみに繁殖を目指して、他の施設に個体を貸し出すことを、ブリーディングローンと言います。
さあ、ナッツが無事使命を果たせるかどうか...みなさん応援してくださいね。
日本のアビシニアコロブスの未来を背負って頑張れ!ナッツ!いってらっしゃい!
飼育展示係 (山田)