更新日:2018.01.15たまには外でもお仕事してます
たまには外でもお仕事してます
普段私たち獣医は、野毛山動物園で飼育している動物たちの健康管理を行うのが仕事です。
ですが、たまに園外でも仕事をすることがあります。
横浜市立動物園の3園(野毛山動物園、ズーラシア、金沢動物園)は同じ公益財団法人である横浜市緑の協会が運営している動物園なので、時には自分以外の園で行われる麻酔や手術の見学に行き、勉強したりお手伝いをしたりすることもあるのです。
ある日の午前中、ズーラシアに麻酔のお手伝いに行ってきました。麻酔は無事に終了したのですが、その帰りに、もう一仕事が待っていたのです。
万騎が原ちびっこ動物園というふれあいとニワトリの展示がメインの小さな動物園が、旭区のこども自然公園内にあります。そこは野毛山動物園の分園で、野毛山の獣医がそこの動物たちの健康管理も行っているのです。今日はズーラシアに行った後、そこへの往診も行う予定にしていたのです。
到着すると時間はもうお昼を過ぎていました。昼休みなので、普段はあまりないことですが、ちびっこ動物園事務所でお弁当を食べました。
食べ終わったら、早速動物の診療を行います。
モルモット8頭とニワトリ4羽を診て無事診察終了です。
このあとようやく野毛山動物園に帰ってきました。
時間はもう4時になろうとしていました。
ところで、もし園外に出ている間に野毛山の動物たちに何かあったらどうするの?という疑問が浮かぶかと思いますが、ご安心あれ!
その日は獣医4名をフル出勤にして園外部隊と園内部隊に分かれて仕事をしていたので、留守を預かる園内部隊が野毛山の動物たちをしっかりと見てくれていました。
ここで私はもう一仕事。
診療上必要な麻薬施用者免許の更新という、地味ながらもやらないわけにはいかない仕事をしに、ひとり動物園をあとに西区役所に向かったのでした。
注)しかしながらここまで野毛山動物園での仕事をしない日なんて、ほとんどありませんが・・・。
(飼育展示係 小野)