更新日:2018.10.01キバラクモノスガメが孵化しました
更新日:2018.10.01
キバラクモノスガメが孵化しました
ホウシャガメの産卵モード突入の翌日9/20にキバラクモノスガメが孵化しました。
朝、爬虫類館に行くと人工孵卵中の奥の卵が割れています。
この時は、てっきり腐って破裂したものばかりと思っていました。
というのもこの卵、発生は確認していたものの人工孵化開始から300日以上経過しており、血管が後退後しばらくたっても孵化してこなかったため、中止卵かもと思って、処分するかどうか悩んでいたところでしたので、思いとどまってよかったです。
ただ、破裂したものと思っていた卵をよく見ると腐敗したものがなにもありませんし、腐敗臭もまったくありません。
ということは「孵ったの?どこにもいないんですけどカメの国に還ったのですか?」と現実逃避しかけたところで、我に返り孵卵器内をくまなく探します。
いました!
人工芝の下に潜り込んでいました。
手に取ってみると、粘液が付着しています。
どうやら孵化して間もないようです。
卵黄嚢もしっかり吸収した状態で孵ったようです。
個体が安定したら展示を検討していきますので、子ガメの成長を末永く見守りください。
飼育展示係 大滝