更新日:2019.06.02今までありがとう
更新日:2019.06.02
今までありがとう
2001年5月7日に母親とともに
野毛山動物園に保護されたハクビシンの乳飲み子3頭。
母獣は、自然に帰されましたが
子3頭は体の大きさにより、
ダイ、チュウ、ショウと名付けられて
野毛山動物園で飼育・展示されることになりました。
成長するにつれチュウとショウのメス2頭は折り合いが悪くなり、
別々に飼育するようになりました。
その後チュウは1頭で、ショウとオスのダイは
2頭で暮らしてきました。
そして18歳になった今年の5月24日。
一番体の大きかったダイが死亡しました。
死因はまだ検査中ですが、解剖時には
内臓脂肪は多かったものの
これが原因、というところは見受けられませんでした。
老衰といってもよいのかもしれません。
春頃から食欲が落ちていたので気にかけては
いたのですが・・・
1月ころのダイ
採食中のダイ
ハクビシンの寿命は
野生では10年、飼育下では15~20年と言われています。
過去の記録を見ると、
野毛山動物園では28年生きた、という記録が・・・
20年以上生存していた個体も多いので残念です。
ショウ
チュウ
ダイに先立たれた姉妹2頭。
28年の記録を目指して飼育していきたいと思います。
(飼育展示係 田島)