更新日:2019.07.10お花をいただきました
更新日:2019.07.10
お花をいただきました
梅雨の小雨が降るある日。
小獣舎のハクビシン展示場の前の植え込みの上に
花束が置いてありました。
メモらしきものも見当たらなかったのですが、
おそらく先日死亡したダイに手向けていただいたのでしょう。(詳しくはこちら)
ハクビシンを収容した後、展示場に供えてみました。
来園された多くの方は、寝ているところしかご覧なれなかったと
思われますが、お花をいただきありがとうございます。
野毛山動物園のなかでも、地味な動物であるハクビシンを
気にかけていただいて感謝の気持ちしかありません。
ダイは、名前の通り大きく立派なハクビシンでした。
チュウと折り合いが悪くなってからは
ショウといつも一緒にいたダイ(左側)。
検査した結果、特に悪いところは見受けられず
死因は「老衰」ということになりました。
苦しむこともなく
倒れてからすぐに旅立っていったことがせめてもの救いです。
民家の屋根に棲みついたり果樹園を荒らす害獣
と、嫌われ者扱いされることが多いハクビシン。
外来種、とも言われていますが
それでも昔から日本人とともに暮らしてきた
ジャコウネコの仲間であるハクビシン。
これからは、チュウとショウのメス2頭が
交替で展示場に出ています。
お時間あるとき寝姿でも見てやってください。
(飼育展示係 田島)