更新日:2020.03.31神々しい
更新日:2020.03.31
神々しい
現在、野毛山動物園は臨時休園中ではありますが、動物たちの日常は続いています。
季節の変化に敏感な鳥類たちは春を迎え、恋の季節に入りました。
今年は暖冬だったということもあり、いつもより早く、先日インドクジャクが産卵しました。
とある日の獣舎清掃時、白クジャクの雄がカサカサっという音とともに上尾筒を広げ出しました。
色クジャクとは違う綺麗さがありますね。
羽をよく見ると
真っ白な羽が重なり合い、織物のようなつくりになっています。
色クジャクが『煌びやか』なら
白クジャクは『清らか』でしょうか?
どちらも自然が生み出した美しさです。
野毛山動物園で唯一の雄の白クジャクである『アズキ』。
なかなかのイケメンクジャクでありながら紳士的な行動をとるアズキは、ペアの『アンズ』だけでなく、キジ舎の隣の小間に暮らす色クジャクの雌の『サクラ』や『フタバ』からも人気なんですよ!
インドクジャクの繁殖期は7月まで続きます。
この姿をみなさまにも、一日も早くご覧いただきたいと切に願ってはおりますが、平穏な毎日が訪れるまで、もうしばらくお待ちください。
昨今、心が落ち着かないことばかりですが、野毛山動物園の動物たちは変わらず、季節を感じながら、日々を穏やかに暮らしていますので、ご安心ください。
※文章内にある『色クジャク』と『白クジャク』は正式な表記ではありませんが、区別しやすいように使用しておりますので、ご了承ください。
飼育展示係 大谷