更新日:2024.06.22アマナツのお引越し
アマナツのお引越し
みなさま、こんにちは!
そろそろ梅雨...と思っていたら突然暑い!暑すぎる日があって体がびっくりしてしまいますね...
さて、今日はお知らせのブログです。
タイトルを見てびっくりした方や寂しい!と思った方もいるかもしれませんが、安心してください♡
アマナツはズーラシアにいます。
フランソワルトンのアマナツは【ユズぽん通信】でも登場していた、ポンズのお姉ちゃんです。
ポンズが生まれた日から、一生懸命お世話をして、抱っこも上手になり、いろんなものからポンズを守り、助けてくれました。
そんなアマナツは今年5歳になりました。
フランソワルトンのメスの性成熟は4~5歳と言われており、アマナツもちょうどいいお年頃です。
ただ、元の群れでは祖母のミカンと母のユズといった自分よりも順位の高いメスがいて、ボスのニンニンは父。ということもあり、今のままではアマナツの繁殖は難しい。
しかし、ポンズを上手にお世話していたアマナツなら初産でも上手に子育てができる可能性がある。と考え、他の群れでの繁殖を目指すことにしました。
そこで選んだのが、アカアシドゥクラングールの展示場を挟んで逆側にいるトントン(オス)とモカ(メス)の群れです。
(↑左モカ 右トントン)
こちらの2頭、とても仲が良いのですが、実は父が同じ兄妹なので現在繁殖は目指していません。
そしてモカは赤ちゃんを見たことが(触れたことも)ありません。
トントンは現在7歳とこちらも良いお年頃!
そんな2頭のところにアマナツが入ることで、もし繁殖が上手くいった際には、モカが子育てをアマナツとともに経験することができるかもしれません。
これらの状況を総合的に判断して、アマナツの引越しを決定しました!
まずは5月28日に群れからアマナツを分け、トントンとモカの隣の部屋に収容しました。
(↑分けた日。目線の先には元居た群れの仲間たちが...)
1週間柵越し、窓越しに顔合わせをしたのちに、同居を行いました。
初日は30分、その次は1時間行いましたが、初日から全く問題なく、仲良く過ごすことができました。
(↑1番上にいるアマナツを2頭とも気にして見ています)
群れで育ってきたアマナツは群れのルールがしっかりと分かっていて、挨拶をできた、というのと、1頭になり心細かったところに一緒になれたので、すぐにお互い抱き合って挨拶をしていました。
(↑初同居の開始から数分後。まずはモカとハグ)
(↑次に3頭でハグ??このままケンカになったらどうしようかと一瞬ひやりとしましたが、挨拶だったようです♡)
トントンとモカも優しく、特にモカはアマナツの毛繕いをしたり、寄り添ったりしています。
(↑初同居の日の少し緊張気味のアマナツ(左))
(↑2回目の同居の時、アマナツがモカに毛づくろいをおねだり)
(↑アマナツもモカに毛繕いのお返し。の上でリラックスポーズで葉を食べるトントン)
数回の日中同居のあと、喧嘩なども1度も見られなかったので、今ではずっと同居しています。
あっという間に群れ入りができたアマナツなのでした☆
初めて展示場に3頭で出たのは6月14日!
展示場でもモカがちょっと不安そうなアマナツに寄り添ったり、
3頭で小屋の上でまったりしていたり穏やかに過ごしていました。
(↑横で寝ているのはトントン)
今後はシシオザル側の展示場にいますので、これからのアマナツの様子を見守っていただけると嬉しいです!!!
【飼育展示係 くわばら】