更新日:2024.07.096月の【ズーラシアどうぶつ教室】
6月の【ズーラシアどうぶつ教室】
こんにちは!
6月のズーラシアどうぶつ教室担当です。
6月は『動物病院見学ツアー』を実施しました!
ご参加いただいたみなさま、ありがとうございました。
おかげさまで各回満員御礼!🌸
せっかく来たのに参加できなかった......という方もいらっしゃるかもしれないので、今日は少しだけ動物病院の中をご紹介します!
まずは入院室。
保護した野生傷病鳥獣や、体調不良の園内動物はここで入院します。
しかし、動物たちにとって病院への移動や慣れない環境はストレスにもなります。
そのため園内動物の入院はあまり行わず、それぞれの獣舎で飼育しながら治療することがほとんどです。
続いて解剖室。
園内で死亡した飼育動物は、基本的にすべてここで解剖し、死因を調べます。
生前の診断は合っていたのか、治療方法は正しかったのか、解剖の結果は今後の動物たちの健康管理に活かしていきます。
また、解剖を終えた動物の体は、標本にしたり博物館に寄贈したりして研究や教育普及に役立てています。
続いては検査室。
顕微鏡や検査機器が置かれており、血液検査や糞便検査、尿検査などをここで行います。
次は薬品室。
さまざまな薬品や針、シリンジなどを保管しています。
動物用の薬は種類が限られているため、動物用だけではなくヒト用の薬も数多く揃えています。
最後に、病院のメインである診察室。
レントゲンや麻酔器、内視鏡、腹腔鏡、エコーなど、さまざまな医療機器があります。
動物園は多種多様な動物を飼育しているため、診療する動物もさまざま。
動物の大きさや性質などに合わせて、使う道具や薬の種類、投薬方法なども変えています。
ここでひとつクイズ!
↓これはなんだと思いますか?
これは、麻酔をかける時などに使う、動物の気管に入れる気管チューブです。
動物の大きさ、気管の太さに合わせて様々なサイズの気管チューブを用意しています。
また、ズーラシアでは動物の大きさに応じて麻酔器も使い分けています。
こちらは大型動物用の麻酔器。
大きな動物は肺活量も多いため、通常の麻酔器では呼吸が苦しくなってしまいます。
そこで、このような容量の大きい大型動物用の麻酔器を使用しています。
動物病院の中を少しだけご紹介しましたが、普段どんなところで診療をしているかご想像いただけたでしょうか?
7月のどうぶつ教室は
『作って学ぼう!謎の鳥エミューの秘密』
大きいけれどもあまり目立たないエミューについて、工作しながら楽しく学んでみませんか?🐤
毎週日曜、当日先着順で定員は15名です。
ご参加、お待ちしております!
☆6月どうぶつ教室担当☆