更新日:2024.09.26鳥の足をみてみよう
鳥の足をみてみよう
みなさまこんにちは。
バードショーでは、インコの足の指(以下:趾・あしゆび※)の特徴について少しお話していますが、今日はショーに出てくる他の鳥たちについてもご紹介したいと思います。
鳥は基本的には4本の趾を持っています。人間で例えると小指がないイメージです。
※鳥類の足の指(人間のつま先にあたる部分)については趾・あしゆびという漢字が使われることが多いので、こちらのブログでもその字を使用しています。
まずはタカの仲間、ハリスホーク
前三本、後ろ一本の趾です(専門用語では三前趾足・さんぜんしそく)。バードショーの鳥ではダルマワシも同様です。メジャーなタイプといえます。
続いてミナミジサイチョウ(写真は日光浴中)
基本的には三前趾足ですが、前二~三本の趾の基部がくっついています(専門用語では合趾足・ごうしそく)。枝に止まるだけでなく、平らな場所でも生活しやすく、掘る動作にも役立つと考えられています。
続いてインコの仲間、ヨウム(写真はバイバイのポーズ)
前二本、後ろ二本の趾です(専門用語では対趾足・たいしそく)。枝に止まるだけでなく物もつかみやすい形です。片足で枝に止まり、もう片方で食べ物を持つこともできます。
続いてフクロウの仲間、メンフクロウ
基本的にはインコ同様、対趾足ではあるものの第4趾(外側の指)が前後どちらにも向くので、三前趾足にもなる特殊な趾です(専門用語では可変対趾足・かへんたいしそく)。
水辺で生息する鳥たちはまた違った趾の特徴を持っています。生息環境や生活スタイルに合った特徴や種による違いに「へ~」と興味を持っていただけたら嬉しいです。バードショーにお越しの際はぜひ鳥たちの趾にもご注目ください。
奥深い鳥の世界...また色々ご紹介できたらと思います!
バードショー担当