
更新日:2025.03.16シシオザルの2月
シシオザルの2月
こんにちは、シシオザル担当です。
毎月恒例となっているこのブログ、今回は2月のシシオザルたちの様子をご紹介していきます。
1月末に止まり木の交換工事を行った展示場ですが(その時の様子はこちら:シシオザルの1月)、シシオザルたちがさらに快適に利用できるようにするために丸太や消防ホースを追加で設置しました!
(丸太を追加で設置中)
今回追加したもので特に注目してほしいのはこちら、消防ホースで作った橋です。
(消防ホース製の橋)
実はこのように消防ホースで作った橋は、熱帯林に暮らす霊長類などの樹上性動物が森林伐採や道路の整備などにより分断されてしまった森を行き来できるようにするために現地でも設置されています。
このような橋を設置する取り組みはボルネオ島に生息するオランウータンなどの保全をするために「認定NPO法人ボルネオ保全トラストジャパン」と日本の動物園関係者が協力し、2008年から進められてきました。私も昨年ボルネオ島に行く機会があり、川で分断された森にかけられた橋を野生のカニクイザルが横断する様子を観察することができました。
(川の上にかけられた橋)
(橋を渡る野生のカニクイザル)
インドの西ガーツ山脈周辺でも消防ホース製の橋が設置されており、シシオザルが利用する様子が観察されています。
(橋を渡る野生のシシオザル 写真提供:井出貴彦氏)
今回展示場に設置した橋は環境エンリッチメントとしてだけでなく、日本の動物園で培われた技術が海外の野生動物保全に役立っているということを知ってもらうことも意識して設置しました。
ハマーとマナが特に気に入ったようで、飛びついてぶら下がったり、上に座っている様子が見られます。
(橋の上でくつろぐマナ)
皆様もぜひシシオザルを観察しながら、野生動物との共生について思いを馳せてみてください。
(シシオザル担当 岡﨑)