
更新日:2025.03.14多摩三郎の巣作り
更新日:2025.03.14
多摩三郎の巣作り
みなさま
こんにちは!ツル・コウノトリ担当です。
今回のブログでは、展示場にいるコウノトリの多摩三郎についてお伝えします。
コウノトリは1月~2月頃に巣作りを行います。
巣が完成すると、つがいはそこで卵を産み、雛を育てていきます。
多摩三郎は現在、つがい相手がいない単独での飼育となっています。
そんな多摩三郎もこの時期には木の上に枝を持ち運び、巣作りを行います。
そこで、多摩三郎の巣作りがうまくできるように巣台を設置しました。
元々、展示場には巣台が固定されている木もあるのですが、多摩三郎はそこに留まることはほとんどなく、巣作りもそこでは行いません。
そのため、巣台を多摩三郎がよく使う木に増設しました。
実際に産卵などがあれば、落下防止のためにネットを下に取り付けたり、ある程度職員の方で枝を基礎として組むこともありますが、今回は全て多摩三郎に任せることにしました。
それでは巣作りの過程をご紹介!
設置してから2日目
7日目
10日目
18日目
いかがでしたでしょうか?
よく観察すると枝だけでなく、長い葉っぱなども組み込まれています。
この巣材となった枝葉は、オカピが葉っぱを食べて残った枝の部分を使っています。シラカシやトウネズミモチ、マテバシイなどの植物です。
展示場内に枝葉を置き、どの枝を選んで持ち運ぶかは多摩三郎の自由にしています。
タイミングが合えば、多摩三郎が枝をくちばしで掴み、巣に持ち運ぶ姿が見られるかもしれません。
多摩三郎が組み上げた巣をぜひ見に来てください。
ツル&コウノトリ担当