よこはま動物園ズーラシア公式サイト

twitter facebook youtube instagram
多摩三郎の巣作りの写真

更新日:2025.03.14多摩三郎の巣作り

更新日:2025.03.14

多摩三郎の巣作り

みなさま

こんにちは!ツル・コウノトリ担当です。

多摩三郎の巣作り1-1.jpg

今回のブログでは、展示場にいるコウノトリの多摩三郎についてお伝えします。

コウノトリは1月~2月頃に巣作りを行います。

巣が完成すると、つがいはそこで卵を産み、雛を育てていきます。

 

多摩三郎は現在、つがい相手がいない単独での飼育となっています。

そんな多摩三郎もこの時期には木の上に枝を持ち運び、巣作りを行います。

そこで、多摩三郎の巣作りがうまくできるように巣台を設置しました。

多摩三郎の巣作り1-2.jpg

元々、展示場には巣台が固定されている木もあるのですが、多摩三郎はそこに留まることはほとんどなく、巣作りもそこでは行いません。

そのため、巣台を多摩三郎がよく使う木に増設しました。

実際に産卵などがあれば、落下防止のためにネットを下に取り付けたり、ある程度職員の方で枝を基礎として組むこともありますが、今回は全て多摩三郎に任せることにしました。

それでは巣作りの過程をご紹介!

 

設置してから2日目

多摩三郎の巣作り1-3.jpg

 

7日目

多摩三郎の巣作り1-4.jpg

 

10日目

多摩三郎の巣作り1-5.jpg

 

18日目

多摩三郎の巣作り1-6.jpg

 

いかがでしたでしょうか?

よく観察すると枝だけでなく、長い葉っぱなども組み込まれています。

この巣材となった枝葉は、オカピが葉っぱを食べて残った枝の部分を使っています。シラカシやトウネズミモチ、マテバシイなどの植物です。

展示場内に枝葉を置き、どの枝を選んで持ち運ぶかは多摩三郎の自由にしています。

タイミングが合えば、多摩三郎が枝をくちばしで掴み、巣に持ち運ぶ姿が見られるかもしれません。

多摩三郎の巣作り1-7.jpg

多摩三郎が組み上げた巣をぜひ見に来てください。

ツル&コウノトリ担当