
更新日:2025.02.24最近のユーラシアカワウソたち
最近のユーラシアカワウソたち
12月からは、ローテーション展示とお知らせしていたユーラシアカワウソですが、結局展示場に出ることができるのは、リヴとうねうねずだけでした...。
11月の公開時には、まだ人の目線を気にして切株の下からこっそり顔をのぞかせていたうねうねすでしたが、
今では、こんな目立つ場所でうとうとしていることもあります。
すっかりカワウソらしく泳ぎも上達し、プールで過ごす時間も増え、相変わらず2頭でわちゃわちゃ♪楽しく過ごせるようになりました。
お昼時の魚は、ナツは陸で、ラトはプールで食べることが多く、担当者が一緒に中へ入ってあげるときには、担当者の横にいる方がナツ、甲高い声をあげて勢いよく食らいついてくる方がラトです。個性もより強く表れ始めていて、展示場のあちこちから色んなものを拾ってきて遊んでいるのはナツ。遠い昔にあげて担当者もその存在を忘れていた貝殻を掘って拾い出してきたり、排水のメッシュにはナツが遊んだと思われる小石や枝がたくさん集まっています。
11月に来園したニサも、担当者の計画では1月には展示場で過ごすことを想定していましたが、なかなか思うようには進んでいません。ニサは声を発することがほぼ無く静かで、動きも少なく、今までにないタイプのカワウソです。隠れることはないものの、ほぼじーっとして私を注視する毎日。
1カ月が経過したころに、やっと手渡しの魚を食べてくれるようになり、
ほんとにゆっくりではありますが、少しずつ活動の場所が増えてきているので、もう少しで展示場でも長い時間過ごせるようになるかな...と期待しています。
なごみ親子もニサと同じく...。もっと早くに展示場へと考えていましたがそうはいかず...。子うそたちは大きく成長し、巣箱外で過ごす時間も増えていますが、完全夜行性の毎日を過ごしています。
朝はなごみと並んで魚を食べに出てきますが、すぐに巣箱や麻袋内へ戻っておやすみzzz。夕方私が帰るころ、消灯をきっかけに、いそいそ出てきて母子でプールに入り楽しそうにしています♪
なごみ親子も早く開園時間に合わせた生活を過ごせるように、そして早くみなさんに公開できればと思っています。
一方で、夏からずっと展示場でカワウソの魅力を発信し続けてきてくれたのがリヴでした。
大きなもっちりボディーが特徴で、引きこもりがちのニサにも猛烈アピールで甘い声を出して誘っていました。
那須どうぶつ王国から繁殖を目的に来園し、1年足らずの期間に、なごみとの間に2回もの繁殖に貢献してくれました。
このブログも1カ月前に書きはじめていましたが、こんな形でお伝えすることになるとは想像もせず...。引き続き、リヴに起きたことへの検証を進め、リヴが残してくれた大切な命を繋いでいきます。
担当:いとう さくら