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更新日:2025.02.10お久しぶりね
更新日:2025.02.10
お久しぶりね
ころこロッジの前にある池、大池と呼ばれたり水鳥の池と呼ばれたり、ころころ池と呼ばれたり。
まあ呼ばれ方は様々ですが、ここ数年夏の間、ハスや園芸スイレン、ガマなどが繁茂して水面が見えない状態が続いていました。
そういった環境を好む生物もいるにはいますが、多様性は著しく低下してしまいます。
ハスの根茎除去の試験も行いましたが...(その時のブログ:ハスの根試験的除去~水面の生物多様性維持のために~)
次の夏には元の木阿弥。
しかし、2023年の9月に大規模なハス・園芸スイレン・ガマの刈り取りを行ったところ、2024年の夏には水面が覆いつくされず、開放水面が広がっていました。
そして、2024年の夏はそういった環境(開放水面)を好むトンボが2種、久しぶりに姿を見せてくれました。
オオヤマトンボ
2007までは確認されていましたが、長い間姿を確認できていませんでした。
一見オニヤンマと見間違えそうな大きなトンボですが、複眼が(ヤンマ科ほどではないですが)はっきり接していて、胸部に金属光沢があるのが特徴です。なぜか職員の靴箱にいましたが...
ウチワヤンマ
2010年ごろはよく見かけましたが、確認されたのは2016年以来のようです。
ヤンマ、とついていますが以前紹介したオナガサナエ同様サナエトンボ科の仲間です。
(その時のブログ:ご新規さんいらっしゃい)
その名の通り腹部後端の団扇のような突起が特徴です。
彼らは開放水面を好む種ですが、同時に大型トンボですから長距離の移動もできるため、今回ころこロッジ前の池に開放水面が復活したことがどれだけ影響したのかはわかりません。本当にたまたま、飛来しただけかもしれません。靴箱とか...
池が多様な生物の棲家となっているのかどうか、継続して調査します。