
更新日:2025.03.21ターキンたちへのバレンタインプレゼント(fromおっさん)
ターキンたちへのバレンタインプレゼント(fromおっさん)
ゴールデンターキンの展示場には、体や角をこすりつけるための丸太をもともと設置されている日よけ・雨よけの支柱に結わえ付けています。
しかしずっと使っているとツルツルになってしまいあまり使わなくなるため、半年に一度程度の頻度で新しいものを追加設置しています(それ以前に外されてしまうこともしばしば...)
ほとんど樹皮がはがされた2月の半ば過ぎ、ちょっと遅めのバレンタインプレゼント(バレンタインイベントもやりましたが)として、新しい丸太を設置しました。
園内で伐採があった時に、できるだけ長いままで切ってもらい確保するのですが、今回入手した丸太はこれまでで最も重たく、設置のために亜寒帯の森ゾーンの職員全員の手を借りました。
いきなり設置後(作業に精いっぱいで写真撮り損ねました...)。
一番手前の樹皮がついているアカエゾマツが今回設置した丸太です。
さて、ターキンたちはいったいどんな反応をするでしょうか。
翌朝
早速一番体の大きなオスのロウが角をこすりつけています。
さらに
盛大に顔もこすりつけます。ガッチガチに止めた番線が若干浮き上がって見えますが...
(動物を収容後、さらにしっかり締め直しました)
隣で一番体長体高の大きいオスのファルコも順番を待つように眺めています。
アカエゾマツの丸太ですので、樹皮の下の赤い色素が顔にべったりついて、アカイカオターキンになっています(そんなんないのよ)。
ずいぶん長いことロウが占領していましたが、作業をしてから裏側に様子を見に行くと...
やっと順番が回って来たのか、ファルコも顔をこすりつけていました。(カメラの望遠能力が低く画質があまりにも残念ですが...)
この後さらにオスの中では一番小柄なミカゲも体をこすりつけていたようで...
夕方にはこうなりました。
6人がかりで設置した丸太が...わずか1日で...たった3頭のターキンに(合計体重は980㎏で職員6人より重たいですが)...
まあ楽しんでもらったようで何よりです。
もちろんオスだけでなくメスたちも角や体をこすりつけています。
その後1か月ほどたちました。今どのあたりまで樹皮が剥げているか、そのあたりも楽しみにターキンたちが体をこすりつけている様子を見に来ていただければと思います。
次の擦り木探しに余念のない
飼育展示係 太田真琴