更新日:2024.04.13ダオ×FAMILY CODE:1 家族
ダオ×FAMILY CODE:1 家族
みなさま、こんにちは!
桜が満開で一気に春らしくなりましたね。
春といえば動物園でも人事異動がありますが、私は今年度もアカアシドゥクラングールとフランソワルトンの担当となりましたので、引き続きよろしくお願いします。
さて、早速ですが始まりました!
アカアシドゥクラングールの赤ちゃんダオの成長記でもある『ダオ×FAMILY』。
記念すべき1回目はダオの家族。群れの仲間たちについてご紹介します。
まずは母親のワニ。
これまで何頭もの子どもを育ててきたベテランママ。
ただ、ダオのことはメスだからかとても大事に大事にいつも抱っこしており、他のメスたちにも抱っこを任せることはほとんどなく1か月半ほど育児に専念していました。
生後1か月半を過ぎたころから急に他のメスにも抱っこを任せるようになり、今では離れていることも多くなりました。
(↑抱っこしているのは姉のホア。なんとなく心配そうに寄り添っています)
離れていてもダオが鳴けば飛んで助けに行く頼もしい母です!
お次は父親のラー。
群れの頼れるリーダー。
子育てには積極的に参加はしませんが、ダオが近づいたり、抱きついたりしても怒りません。
子どもたちはラーのことが好きな子が多く、よく抱きつきにいっている印象があります。
大きくて動きもゆっくりなので安心するのかもしれません。
お次は姉のホア。
ホアにとっては、ダオは初めての妹です!
生まれた日からダオのことがかわいくてかわいくて仕方がない様子でした。
サンの時は体がまだ小さかったですが、今では十分赤ちゃんを抱っこできる大きさに成長したので、最近はダオをずっと抱っこしていてお姉ちゃん業に勤しんでいます。
(↑生まれた日に抱っこに挑戦してすぐに母ワニに回収されるホア。と少し離れて見ているサオ)
きっとダオにとっては頼りになるお姉ちゃんなのでしょう。
お次はサオ。
サオは他の群れで生まれ育ったのちに、ラーの群れに来たメスなのでダオと血のつながりはないのですが、やはりお姉ちゃん的存在です。
サオは群れの仲間に対して控えめな性格なので、ダオを誰かが抱っこしている時に奪うようなことは決してないです。
しかし、他の個体が餌に夢中になってダオが1頭になっている時やダオが困っている時などにスッと近づいて抱っこしてあげたり、隣にいてあげる様子がよく見られています。
サオなりに赤ちゃんを大事に思い、接しているようです。
ダオにとっては優しいお姉ちゃんなのだと思います!
そんな4頭がダオの家族です。
これから先、ダオが成長するとともにそれぞれとの関係性が変わっていくのか、変わらないのか楽しみです!
to be continued...
【飼育展示係 くわばら】