更新日:2024.04.28飼育の日企画・・・飼育員あるある
飼育の日企画・・・飼育員あるある
前回のブログ:飼育の日企画・・・飼育員のいろんなお仕事
みなさまこんにちは◎
4月19日は、「4(し)19(いく)の日」!
前回に引き続き、飼育の日企画第2段です。飼育の日って?と思った方は、前回のブログをご覧ください🌼
今回は......「ズーラシア飼育員あるある」
ズーラシアの飼育職員に、作業中や日常の中で飼育員ならではの「あるある」を募集しました!
私だけ......?と思っていたことも意外と共感が集まったり。
集計結果をみて職員の中でも「え!?そんなことある!?」とか「わかる~~!」とか。いろいろ面白い反応がありました🤭
いくつか紹介していきたいとおもいます。
【道端の木の葉や野草を見かけると、「おいしそう」「質がいい」などを思ってしまう】
これは共感の声がとても多く......
特に草食動物やリーフイーター(木の葉を主食にするサルのなかま)の担当者からよく聞かれました。
もちろん、私たち職員が担当動物と同じように木の葉を日常的にむしゃむしゃ食べているわけではありませんが......笑
普段から植物の質の良し悪しを気にかけているため、動物たちが食べることを想像しておいしそう...!と思うようです。
樹種や、草花が見分けられるようになる人も多く、どこへ出かけても担当動物が食べる植物をみつけると「ここのシラカシあげたい!」とか、「この木剪定させてほしい~~!」と、思うようになります。
私の場合、レッサーパンダが食べる竹をみながら「今日の竹おいしそう!」なんて思ったりします🎋
もちろん竹、食べたことないですけどね。笑
【獣舎に入るときは「おはよう」 帰るときは「おやすみ」と動物に言う】
おはようヒナギク~~🌞
朝と帰りに声をかけることは動物の反応をみるのに大事なことです。
おはよう~と声をかけて、普段通り起きてくるか、食欲はあるかの反応をみたり。また、獣舎に人が入ってきたことを知らせて驚かせないようにしたり。
声をかける言葉の意味を動物が理解しているかというよりは、声をかけることに意味があるのかなと思います。
とはいえ、人間相手に話すぐらいに「おいしい?」とか「元気だねー!」とか。おそらく意味が伝わってなくてもめちゃくちゃ話しかけてしまうのも多くの職員の「あるある」ですが😌笑
おやすみトライ~~🌙
【エサを切るとき大体の大きさで重さがわかる】
黄色のボウルが100gに調整してあるので、、
これでニンジン、ほぼ100gです。(ちょっとだけ多くなっちゃった)
毎日切って量るエサの野菜や果物。なんとなく見た目でこの辺りで切れば何gだな、なんてわかるようになります。飲食店とかで働いている方とかでも同じことがあるのかなぁ。
ちなみにぼーっとしていると、自宅で同じ野菜を切る時に餌と同じ切り方になってしまったり( ;∀;)笑
【携帯電話の画像フォルダが担当動物でいっぱい】
ブログ用に、体調記録用に、変化の観察用にと、撮っていると大体こんなフォルダになっています。笑
スマートフォンで手軽に写真が撮れるこの時代。うんちの写真や、食べ残し、体にできた傷など、、動物の変化を記録するのに本当に便利だなぁと感じます。スマートフォンが普及するまではコンパクトデジタルカメラを持ち歩いている飼育員が多かったとか📷
その他にも。
・他の動物園・水族館に行っても、獣舎の構造や掲示物が気になってしまう。自分の担当動物と同じ動物を見ちゃう。血統や家系とか、出身園を追ってしまう......
・施錠チェックが大切な仕事なので、家の鍵とかもすごく念入りに確認してしまう。
・ホームセンターにいくと、「あれに使えそう」「こんな使い方はどうかな」とアイデアが浮かぶ。
などなど。
飼育員は動物園にいる間以外も「飼育員」なんだなぁというおもしろい生態が確認できました💡
飼育員の生態、飼育員のあるある。共感できるもの、ありましたか?笑
飼育員のお仕事に興味を持っていただき、動物園・水族館の取り組みや役割を知るきっかけにしていただければと思います!
個人的に「美容院などで職業を聞かれるとなんて答えていいかちょっと考える」がとても共感した:飼育の日担当イケダ・コバヤシ