更新日:2017.01.18ズーラシアスクール6期生 第4回
更新日:2017.01.18
ズーラシアスクール6期生 第4回
2016年最後のズーラシアスクール、
テーマは「寒帯とホッキョクグマ」でした。
集合後、まず始めに全員でホッキョクグマの観察をしに行きました。
クマの仲間で最も体が大きいホッキョクグマですが、体温を逃さないようにするために耳や鼻が小さいです。
そのほかにも、氷の上を歩くために足の裏にも毛が生えていたり、分厚い脂肪を蓄えていたり、などの寒い地域に適応したホッキョクグマの生態について勉強しました。
観察後は教室に戻り、野生のホッキョクグマがくらしている野生の現状を紙芝居で紹介しました。
ホッキョクグマがくらしている北極では、今「地球温暖化」が問題になっています。
地球温暖化は私たち人間だけでなく、動物にも大きな影響を与えてしまいます。
例えば、ホッキョクグマは氷の下に隠れているアザラシを食料にしていますが、温暖化によって氷が溶けてしまうとそのアザラシをとりに行けなくなってしまいます。
また、この問題によって栄養不足になってしまった母ホッキョクグマは子どもに十分な母乳を与えることも難しくなるので、子どもの成長にも影響を及ぼしてしまうのです。
そして紙芝居終了後、ズーラシアスクールの皆さんには宿題の「地球温暖化を防ぐために私たちができることを探そう!」を発表してもらいました。
エコ袋を持ち歩く、ごみを分別する、車ではなく電車やバスなどの公共交通機関を利用するなど、たくさんの意見がでました。
小さなことかもしれませんが、こういった対策の積み重ねがホッキョクグマを守ることに繋がります。
身近にできる対策はまだまだありますので、少しでも多くの方に考えてもらえたら嬉しいです。
次回のズーラシアスクールは2017年最初の授業、テーマは「アフリカの動物たち」です。
ズーラシアスクール担当 相澤