更新日:2019.11.14アカハライモリの展示水槽を作成しました その①
更新日:2019.11.14
アカハライモリの展示水槽を作成しました その①
すっかり寒くなり、いきもの館の動物たちも徐々に冬眠モードに突入している今日この頃、皆様いかがお過ごしでしょうか。
トウキョウダルマガエルなどは床材に潜り、完全に冬眠に入っていますが、アカハライモリはまだまだ動き回って餌も食べています。そんなアカハライモリの展示水槽を空いている時間を使って少しずつ、半年くらいかけて作りましたのでご紹介します。
目指したのは私がよく渓流釣りに行く川にあるアカハライモリ生息地を再現することです。河原に鎮座している大きな一枚岩のてっぺんが平らになっており、一部くぼんだ所に山からの湧水がたまって池のようになっているところです。モリアオガエルが産卵し、オタマジャクシを食べにイモリが集まっているような、ずっと観察していられるような場所を水槽内で再現したいなと思ったわけです。
まずは60センチ水槽の奥の壁面に植物を植えることのできる素材の板を動物に無害な風呂場補修用の接着剤で貼り付けました。
更に床をすべて石にすると重くなるので、発泡スチロールで大体の形を作っていきます。
流れを再現できそうな発泡スチロールの擬岩に同じく無害の接着剤で溶岩の小石を張り付けていきます。
出来上がりの擬岩。これの流れの部分に接着剤を塗り、上から砂をパラパラかけて小川のようにしました。
続きはその②にて
(飼育展示係 桐生)