
更新日:2025.03.10すごーくすごいゾウのうんち②
更新日:2025.03.10
すごーくすごいゾウのうんち②
前回は量や重さなどを中心に、ゾウのうんちの凄さを紹介しました。
今回は野生でのゾウのうんちの役割についてです!
まず、ゾウの食べ物です!
動物園では乾牧草を中心に根菜や枝葉・ゾウ用ペレットなどを与えています。
では野生のゾウはというと、一日に数十㎞を移動しながら100種類以上の餌を食べるといわれています。なんと、体当たりで木を倒して食べることも!
葉っぱ、枝、木の実、樹皮、根っこ!すべて食べます。ボンとヨーコも私たちの腕の太さくらいの枝ならペロリです。凄い!!
そして、移動した先でうんちをしますね。
そのうんちには、食べた木の実の種子が入っていることもあります。
種が入っていると・・・
うんちから芽が出ます!しかもゾウが木を倒すと暗かった森林によく日がさすため、芽も周りの植物も良く育つんです!
この様に野生のゾウはたくさんの距離を移動して、結果的に種子を運んで種まきをしてくれています。このように種を運んでくれる動物を種子散布者といいます。こんな感じで、ゾウが木を倒して種子を運んでくれることが、森林の代謝にとても大きな影響を与えているのです!やっぱり凄い!!
野生でも凄いうんちは動物園でも活躍しています。金沢動物園ではうんちを堆肥化して使用中です!野生でも動物園でも、自然のサイクルを手伝ってくれています。
堆肥化については、現在ズーラシアで開催している『大うんち展』で紹介してくれています。
大うんち展は、ズーラシアのホッキョクグマ水中ビューにて3/5(水)から6/2(月)の開催です!!場所を間違えないでくださいね(笑)
ぜひ、金沢動物園とズーラシアに足を運んでみて下さい!
動物たちのうんちの凄さがわかるはずです!!
上夏井