更新日:2020.08.24ペンケ、今までありがとう
更新日:2020.08.24
ペンケ、今までありがとう
シロイワヤギの「ペンケ」が2020年8月10日に死亡しました。年齢19歳でした。
国内最高齢、そして国内最後のシロイワヤギでした。
晩年は皆さんとお会いできないバックヤードでの生活でしたが、たくさんの方々に応援していただきました。
ペンケは最後の最後まで水を飲んだり、餌を食べたり、生きる意志を示してくれたと思っています。
振り返れば、頑張って治療を続けた靴下みたいなテーピングがペンケのトレードマークだったのかもしれません。
風に吹かれた日のピンク。
新緑のころの黄色。
壁と合わせて青。
こんな、治療のためのテーピングが、ペンケとスタッフが向き合ってきた証のように思える日が来るとは思いませんでした。
実際、それぞれの飼育員がそれぞれの動物と向き合っていて、出来ることもあれば、出来ないこともあります。裏側の事情が伝わることは稀かもしれないけれども、ブログやSNSを通じて、バックヤードでの生活を理解してもらえたペンケはとても幸運だったかもしれません。
治療や飼育方針について何度も話し合い、悩むこともありました。
今でも、これでよかったのかと思うこともあります。
色んなことを学ばせてくれたペンケ。本当にありがとう。
そして、お疲れさま。
今はただ、こんな雪だるまみたいな寝姿が懐かしいです。
献花台にもたくさんのお花をいただきました。多くの人の心の中に、「ペンケ」という存在があったんだなと感じます。
ペンケを応援してくださった皆さま、言葉足らずではありますが、本当にありがとうございます。
そして最後に・・・
ペンケ、今までありがとう。
飼育展示係 先崎・藤田