更新日:2020.09.06横浜市内の森へ行った話
更新日:2020.09.06
横浜市内の森へ行った話
先日、横浜市内の森へ散策に行ってみました。
いつも金沢区周辺をうろうろしているので、久しぶりに北部のほうに。
こんな感じの雑木林が残っていました。木の根元には・・・
ノコギリクワガタのオスがたくさん。なぜかオスばかり6匹くらい居ました。
近くの木にはシロスジカミキリと思われる産卵痕が!金沢ではここ数年確認できていなかったので興奮しました。
重たそうに飛ぶヒグラシに遭遇。おなかに白いかたまりがついてます。
これはセミヤドリガというガの幼虫。セミに寄生します。3匹もついてたら重いよね。
しばらくして、大きいアリを発見。
ハエの幼虫運んでる・・・トゲアリ!?
横浜で初めて見ました。これも興奮しました。
横浜北部と南部では地質的にも異なり、生えている植物にも違いがあります。もちろん、生き物も変わってきます。
人の影響でも環境は変わりますが、それを差し引いても、横浜市内に多様な環境があることを改めて認識しました。
日本では「里山」と呼ばれる人が生活の中で作り上げた環境に多くの生き物がすんでいて、里山を維持していくことが、小さな生き物たちの命をつないでいくことにもつながります。
でも、一口に里山といっても、その姿は地域によって様々だったんだろうなと思いました。
そのうち、金沢自然公園が里山だったころの姿を調べてみようと思った次第です。
飼育展示係 先崎