更新日:2020.11.14お空へ帰る日
更新日:2020.11.14
お空へ帰る日
動物病院へやってくる野鳥たちの中で、雛の保護に次いで多いのが、外傷による保護です。
衝突や交通事故、カラスや猫に襲われたなど、傷を負う理由は様々です。
今日ご紹介するのは、こちら!
ムクドリです。
恐らく猫に襲われたと思われ、腹部~大腿部と尾の羽が抜け、下半身が丸ハゲ状態になっていました。幸い、骨格や内臓に影響するような大きな傷はなく、飛翔能力にも問題はなし。羽が生えそろうのを待って、この日晴れて放野することになりました!
下半身もフサフサ、尾羽もしっかりと生えそろっています。
お世話になった飼育員さんの手から、旅立ちます。
心の準備はいいですか~?
いっせ~の~
せっ!
きれいに飛び立ち・・・
まっすぐ飛んで行き・・・
木と同化しました(笑)
残念ながら、保護された傷病鳥獣のすべてが野生復帰できる訳ではありません。だからこそ、この様に良いコンディションで旅立つ姿を見ることができるのは、うれしい限りです。久々に、とても素敵な放野の瞬間に立ち会うことでできました。
*11月より、高病原性鳥インフルエンザ予防の観点から、傷病鳥の保護をお受けしておりません。
(かあちゃん獣医)