
更新日:2016.11.25タンチョウのトレーニング
タンチョウのトレーニング
皆さんこんにちは。
今回は地味だけど美しい動物...タンチョウについてご紹介したいと思います。
金沢動物園で現在飼育しているのは、タイラという名前のオスです。
夏の換羽を経て、新しい羽が生え揃い、綺麗な体になりました。
今回は、タイラ(と担当者)が取り組んでいることをご紹介したいと思います。
それは...体重計に乗るトレーニング!
体重計に乗るだけ...?と思われるかもしれませんが、鳥は神経質で臆病な性格です。
そのため、見慣れないものに対する警戒心は非常に強いです。
幸いタイラは体重計をあまり警戒せず、興味津々で近づいてきてくれました。
...が、知らないものの上に足を乗せるというのは、なかなかハードルが高いものです。
入念に体重計をチェックしています。↓
そこで、体重計に少しずつ慣らしつつ、この台の上に乗ると良いことがある(=タイラの好きな餌がもらえる)ということを繰り返しました。
最初はおっかなびっくりでしたが、予想よりも早く体重計に乗ることが出来ました。
(体重計に乗っています。)
トレーニングを繰り返すうちに、餌を見せなくてもスムーズに、自ら体重計に乗れるようになり、体重計の上に長い時間立っていられるようになりました。
タンチョウは体長140cmあり、近くでみると大きく、迫力のある動物です。
体の大きな鳥の体重を計る為には、捕獲し飼育係が保定して体重計に乗る必要があります。
...が、何度も繰り返し捕獲することは動物にストレスに与えることになります。
また、大型のツル類はクチバシが鋭く、近距離では危険なので、同じ空間に直接入らずにこうして間接的に作業を行えることは、動物にとっても飼育係にとっても安全です。
また、体重を測ることで季節的な体重変動や健康状態を数字で知ることができ、健康管理にも役立ちます。
(日の光を浴びて神々しいタイラ↑)
まだ出来ることは体重計に乗ることだけですが、タイラにとっても担当者にとっても大きな一歩です。
安全に健康管理が出来るよう、今後もトレーニングに取り組んで行きたいと思います。
(タイラの最新の体重↓)
9.16kgでした。
(飼育展示係 矢口)