更新日:2017.08.13プロングホーンのブッチ 寝室を快適に
更新日:2017.08.13
プロングホーンのブッチ 寝室を快適に
プロングホーンのブッチの最近の様子をお伝えします。
(▲7月30日撮影)
ブッチは、倒れてから現在まで、寝室のみで養生しています。
そのため、今まで展示場で過ごしていた時に比べて、行動のレパートリーが少なくなりました。
そんなブッチに何か出来ることはないだろうかと考え、ブッチのこれまでの行動を思い返してみました。
そこで、展示場では必ずマーキングをしていたことを思い出しました。
(▲2015年6月22日撮影)
これは、頬のあたり(毛がこげ茶色の部分)にある、臭腺と呼ばれる場所から分泌される液を、周りにこすって臭いを付けて、自分のなわばりを主張する行動のことです。
そんなマーキングも寝室内では臭いをつけられる場所がありません。
ということで、作ってみました。
(▲8月2日撮影)
枝を適度な形に切って、土台をつけています。
ブッチの目の前に置いてみると、なんだなんだと近寄ってきました。
しばらくにおいをかいで・・・
擦り始めました。
気に入ってくれたようで、擦ったり、なめたり、前に押してみたり・・・
存分に楽しんでくれたようです。
ただ、即興で作ったため強度がないことや、万が一、つまずいてしまうかもしれない等の危険性を考え、
人が見ていられる間だけ、置くようにしています。
(▲8月3日撮影)
調子が良さそうな時は、寝室の中で角遊びも楽しんでいます。
まだまだ暑さは続きますが、様々な面でブッチのケアが出来ればと思っています。
(飼育展示係 松野)