更新日:2017.08.14プロングホーンのブッチ 床のはなし
プロングホーンのブッチ 床のはなし
先日のブログで近状について書きましたが(「プロングホーンのブッチ 寝室を快適に」)、
ブッチが自力で立ち上がれなくなり、脚に原因があることから、床の状態を見直しました。
とはいえ、実は見直しを始めたのは約2年前。
骨の変形が顕著になってきた、2015年にさかのぼります。
写真は、現在もブッチの過ごしている寝室です。
これが2015年春の状態です。
この時はコンクリート面の上に、よく休む場所だけワラを敷いていました。
これが、2015年9月の状態です。
ゴムマットを入れ、よく休む場所にワラとおが粉を混ぜて敷いています。
元々ブッチはとても警戒心が強く、新しいものを入れると部屋に帰ってこなくなるため、
少しずつ慣れてもらうよう、徐々に環境を変えていきました。
そこから段々、おが粉を敷く範囲を広げていき・・・
2015年10月末には手前にゴムマットとおが粉を全面に敷いても、いつも通り部屋に帰り、休んでくれるようになりました。
実は、2017年7月初めの立ち上がれなくなるまでは、この状態で過ごしていました。
しかし、このおが粉やゴムマットでは、倒れた時に脚をひっかけられるものがなく、
その場でじたばた動き、体力を消耗してしまうようになりました。
そこで、ゴムマットを取り除き、ベニヤ板に垂木を打ち込んで
倒れた時に足を引っかけて立ち上がれるようにしました。
写真では見えづらいですが、奥の方にも敷いてあります。
また、打ち込む垂木は、倒れた時に足は引っかけられるけど、普通に歩いていて、つまずくほど出っ張っていない厚さを選んでいます。
そして、ベニヤ板だけでは足を滑らせてしまうため、元のおが粉を上に乗せています。
少し気休めではありますが、ブッチがなるべく倒れないように、また倒れた時も自力で立ち上がれるように改善しています。
(▲8月4日撮影)
最近は、ふらつく頻度も多く心配ですが、ブッチにとって負担が少しでも少なくなればと思っています。
(飼育展示係 松野)