更新日:2017.09.30ミヤマクワガタの幼虫がザックザク! その②
更新日:2017.09.30
ミヤマクワガタの幼虫がザックザク! その②
さてさて、ミヤマクワガタの幼虫 その②でございます。
こんな感じでマットを詰め込んだボトルに産卵水槽で使っていたマットを少々入れ、穴をあけて幼虫を1匹ずつ入れていきます。いきなり全く違う新しいマットに移すと、幼虫が自分の居場所と認識せずに(それだけじゃないんですが、長くなるので省きます)ストレスがかかって成長が悪くなったり、最悪死んでしまうんですね。
幼虫だけでなく、卵もたくさん出てきました。こちらは別の水槽に移し、孵化して幼虫になってからボトルに移します。
現在、今年産卵、孵化した幼虫が150匹くらいいます。
別のボトルでは来年の夏に活動する成虫が羽化し始めています。ミヤマクワガタは、卵から成虫として活動を始めるまで3年かかります。2年後の秋に成虫になり、成虫の状態で冬を越して次の年の初夏に活動を始めるんですね。ですので今年の幼虫たちが活動を始めるのは3年後の夏ということになります。気の長い話ですが、野毛山動物園で成体になるまで20~30年かかるカメを担当していた私から見れば、あっという間な感じですね。
(飼育展示係 桐生)