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更新日:2018.11.20あなたはだあれ?

更新日:2018.11.20

あなたはだあれ?

先日お知らせしたオオツノヒツジの観察会。

多くの方にお集まりいただき、ありがとうございました。

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望遠鏡で間近に、大迫力のオオツノヒツジを感じていただくことができました。

観察会の会場には、オオツノヒツジたちの個性も発見していただきたく、個体識別カードも用意しましたが、あまり触れられることなく、会場の隅にポツンとしていました...。

残念。

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そこで、今日は、次回の観察会のために、現在、岩山展示場に出ているオスたちの見分け方をご紹介しましょう。

まずは、最年長「グラン」から。

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角が横に広がっているのが特徴です。

それと対照的なのが「エビゾウ」。

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角はしゅっと背中の方に伸び、幅が狭く見えます。

違い、分かりますか?

エビゾウと同い年で、ほぼ体格が同じなのが「フジノスケ」。

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口の左側に傷があります。

これはほかのオスと闘ってできたものです。

同じように傷が特徴となっているのがリーダー「ヨッチャン」。

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鼻の頭に黒い点が。

闘争によってできた古傷です。

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ジュタロウは2才のオス。

オスの角は徐々に伸びてきて、5才くらいで大人のオスと同じくらいのサイズになります。

2才のジュタロウはまだ成長途中。

見分けやすいです。

ちょっと難しいのが1才のオス「マンサク」。

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明らかに他のオスと角のサイズが違うので、難しいはずはない、とお思いの方。

実は、このサイズ、大人のメスと同じくらい。

よくメスと間違われます。

こんな感じで、今自分が見ているのが誰かわかると、観察もより一層楽しめることと思います。

好評につき、これからも不定期で開催しますので、次回は個体識別、頑張ってみてください。

こんなにオオツノヒツジの個体識別を促しておいてなんですが、次回の観察会は、12月2日の日曜日にニホンカモシカで実施します!

(半澤 紗由里)