更新日:2019.08.08メジロの成長過程
更新日:2019.08.08
メジロの成長過程
金沢動物園では傷病野生動物の保護を行っています。
春夏は鳥類のヒナがたくさん保護されます。
鳥のヒナを見ることはなかなかないと思います。私も担当するまで成鳥は見たことがあってもヒナは見たことがなかったので、毎回成長を楽しみにお世話をしています。
今回はメジロの成長を皆様にお見せします!!
卵から孵化して羽がまだ全然生えていない裸ヒナの状態です。
目は開いておらず、体温や湿度の調節と餌を15~20分置きに口に運び入れることを重視します。
それから4日後の写真です、目が開いて羽も生えてきました。
そしてなんとたった1日で...
こんなにも羽が生えてきました。
鳥の成長はとっても早いです。
次の日はきれいに生えそろっていました。
ここまでで保護から6日しか経っていません。
このくらいになると温度や湿度にそんなにも敏感でいる必要はありません。
だいぶ日にちが経ちますが保護から19日後・・・
ヒナの時にはなかったメジロの特徴である目の周りの白い部分が出てきました。
このくらいになると自分で餌を食べるようになり飛ぶこともできるようになります。
メジロは卵から孵化して3、4週間で1人立ちをします。ですからこんなにも成長が早いのです。
最後にこちら
これがメジロの巣です、巣ごと落ちてしまったところを保護されました。
直径15cmないくらいの巣の中に体長5cmほどのヒナが4羽もいました。
メジロはこのような経過と環境で育っていきます。
またの機会にほかの種も紹介できたらと思います♪
傷病動物担当 うっちー